東海道中膝擦り毛 完結編
Posted: 2008年7月15日(火) 10:51
東大阪山岳レンジャー香車さん今度は主機のK100RSに乗換え午後からの集合地「橿原神宮駅前ロータリー」に向けスタートした。
橿原神宮までの移動は時速200kmも出せる香車さんのK100RSではお気の毒な位のペース、おまけに昨日にも増して高い気温の中、
必死で後を追うオフロードバイクはカルガモ親子の様。
定刻到着で皆さんの揃うのを待つ事暫し、駅のトイレを拝借して戻ると目玉っちさんが「見慣れんナンバーやね?」と現れる。
確か今年の馬瀬ではご尊顔とご平筒にお目に掛からなかった筈。
ひとときの歓談後大和の里を一目散に駈け抜け笠山荒神へと向かった。
笠山荒神の近くの笠そばで少し遅めの昼ごはんを頂き、最後に名阪の針TRSにてそれぞれの家路に着いたのが16:30。
針ICを入ると直ぐに夕立に遭うが東の空の明るさを頼りにそのまま走り続け亀山ICから再び一般道に、
豊橋の友人を訪ねようと電話したが生憎の不在、ならばこのまま湘南ベースへ帰還と決めたが
この時これから待ち受ける過酷な運命を知る由もない白千であった。
道の駅湖西で会ったチャリツアラーとカブで仙台まで帰る若い衆と暫し歓談、彼らはここが今日の塒だそうだ、若いのはいいね?。
すっかり暮れた浜名湖BPをひたすら東に磐田・袋井・掛川と大井渡れば安倍川は鞠子の宿で一休み。
それにしても東海道中駿河の国は飽きるほど長いなあ!やっとの事で清水ICから由比の浜、
遅めの夕食を三島で取れば何とか今日中にはベースに着けそうだ。と自分で作った掟が頭の隅にこびり付いた。
ファミレスで夕食を済まし時間を見れば22:30、距離にすればあと70km。
「ヨシ行ける!」とスタートし後は箱根峠まで快適な上りワインディング、日曜の夜は交通量も少なく
緩い左コーナーを快適に飛ばしていると前方にキラリと光る物が目に入った。
とっさに前後のブレーキを掛けフロントブレーキはほとんど効かない事が幸いして落下物を避ける事が出来たが
ロックしたままのリアタイヤが落下物に乗り上げアッと言う間に左を下に転倒。
真っ暗な路面に三筋の火花を飛ばしながら離れていくバイクを見ながら最初に頭をよぎったのは「今日中には帰れね?な」だった。
幸い箱根方面から下りて来たワンボックスが少し先で止まり若いドライバーが窓越しに親切にも「大丈夫ですか?」と声をかけてきた。
足首にかなりの痛みを感じたので「済みません、バイク起こすのを手伝って下さい」と答えると何を聞き違えたのか
「じゃあ気を付けて!」と一言残して走り去ったあいつは一体何だったんだろう?
カモ吉の損傷程度は軽微、白千の損傷左足首に激痛!無傷の右足に9割の体重をかけ何とかバイクを起こし
やっとの事で跨り大きく深呼吸3回、セルを回すと何事も無かった様にトットットとエンジンが掛かった。
やれ助かったわいと痛みを少し堪えて1stにギアを入れ走出そうとサイドスタンドを払おうとしたが
その方向に足首を向けると飛び上がる程の痛みが走る。何度かチャレンジしたがどうしてもサイドが払えない。
しかた無いので1stのままソロソロと走出し3つ目の左コーナーで路面に擦れたサイドスタンドがようやくカタンと納まった。
やれやれと安心したのも束の間、今度は2ndへのリターン動作に一々激痛、結局痛みに堪えつつ右足に体重をかけて
リターンアクションの度にスタンディングフォームを取りながら約40kmギアチェンジを繰り返しやっとの事で湘南ベースに帰還を果たした。
その心身共に衰弱した白千に烈火のごとき叱責を受けた悲惨な状況はとてもご報告は出来ません。
皆様もチャンスがあれば楽しい楽しい下道マッタリ2にチャレンジしてみて下さい(但し帰るまで安全にネ!)
橿原神宮までの移動は時速200kmも出せる香車さんのK100RSではお気の毒な位のペース、おまけに昨日にも増して高い気温の中、
必死で後を追うオフロードバイクはカルガモ親子の様。
定刻到着で皆さんの揃うのを待つ事暫し、駅のトイレを拝借して戻ると目玉っちさんが「見慣れんナンバーやね?」と現れる。
確か今年の馬瀬ではご尊顔とご平筒にお目に掛からなかった筈。
ひとときの歓談後大和の里を一目散に駈け抜け笠山荒神へと向かった。
笠山荒神の近くの笠そばで少し遅めの昼ごはんを頂き、最後に名阪の針TRSにてそれぞれの家路に着いたのが16:30。
針ICを入ると直ぐに夕立に遭うが東の空の明るさを頼りにそのまま走り続け亀山ICから再び一般道に、
豊橋の友人を訪ねようと電話したが生憎の不在、ならばこのまま湘南ベースへ帰還と決めたが
この時これから待ち受ける過酷な運命を知る由もない白千であった。
道の駅湖西で会ったチャリツアラーとカブで仙台まで帰る若い衆と暫し歓談、彼らはここが今日の塒だそうだ、若いのはいいね?。
すっかり暮れた浜名湖BPをひたすら東に磐田・袋井・掛川と大井渡れば安倍川は鞠子の宿で一休み。
それにしても東海道中駿河の国は飽きるほど長いなあ!やっとの事で清水ICから由比の浜、
遅めの夕食を三島で取れば何とか今日中にはベースに着けそうだ。と自分で作った掟が頭の隅にこびり付いた。
ファミレスで夕食を済まし時間を見れば22:30、距離にすればあと70km。
「ヨシ行ける!」とスタートし後は箱根峠まで快適な上りワインディング、日曜の夜は交通量も少なく
緩い左コーナーを快適に飛ばしていると前方にキラリと光る物が目に入った。
とっさに前後のブレーキを掛けフロントブレーキはほとんど効かない事が幸いして落下物を避ける事が出来たが
ロックしたままのリアタイヤが落下物に乗り上げアッと言う間に左を下に転倒。
真っ暗な路面に三筋の火花を飛ばしながら離れていくバイクを見ながら最初に頭をよぎったのは「今日中には帰れね?な」だった。
幸い箱根方面から下りて来たワンボックスが少し先で止まり若いドライバーが窓越しに親切にも「大丈夫ですか?」と声をかけてきた。
足首にかなりの痛みを感じたので「済みません、バイク起こすのを手伝って下さい」と答えると何を聞き違えたのか
「じゃあ気を付けて!」と一言残して走り去ったあいつは一体何だったんだろう?
カモ吉の損傷程度は軽微、白千の損傷左足首に激痛!無傷の右足に9割の体重をかけ何とかバイクを起こし
やっとの事で跨り大きく深呼吸3回、セルを回すと何事も無かった様にトットットとエンジンが掛かった。
やれ助かったわいと痛みを少し堪えて1stにギアを入れ走出そうとサイドスタンドを払おうとしたが
その方向に足首を向けると飛び上がる程の痛みが走る。何度かチャレンジしたがどうしてもサイドが払えない。
しかた無いので1stのままソロソロと走出し3つ目の左コーナーで路面に擦れたサイドスタンドがようやくカタンと納まった。
やれやれと安心したのも束の間、今度は2ndへのリターン動作に一々激痛、結局痛みに堪えつつ右足に体重をかけて
リターンアクションの度にスタンディングフォームを取りながら約40kmギアチェンジを繰り返しやっとの事で湘南ベースに帰還を果たした。
その心身共に衰弱した白千に烈火のごとき叱責を受けた悲惨な状況はとてもご報告は出来ません。
皆様もチャンスがあれば楽しい楽しい下道マッタリ2にチャレンジしてみて下さい(但し帰るまで安全にネ!)