久しぶりですね。年末の砦の湯忘年会には是非きてくださいよ
さて、「twin HID」「デュアル HID」で検索すると結構ヒットしますし、おむすびさんの言うように価格幅ありますね。
私はこれhttp://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w44244017
と同じものを落としました。
特許・・だの、日本製バラストだの素人の目と耳を混乱彷彿とさせる言葉が躍っていますよね
すでに落札して換装した後に言うのもなんですが、中国でHIDやLED球の現地生産をしている日本の中堅メーカーに勤める知人に早速電話で確認してみました。
デュアルバナーに比べてシングルバナーのほうが光量の安定度では歩があるそうですが、現在の主流メカであるソレノイドによる前後または上下にバナーを動かすものではバナーの受け軸部分の機械的な負担が結構あるそうで、これは4輪よりも2輪のほうが大きいそうです。また1回の走行では圧倒的にLow状態の時間が長いので、デュアルバナーでも1回点灯させた後はシングルバナーの光量との差はほとんど感じないそうで、この時点でKのヘッドライト後部スペースを考えてもデュアルバナーの採用意義は大きいと思います。
同じデュアルバナーの場合、価格の差はどこにあるのかについて確認したところ、一番の差はやはり日本製のバラストか中国製のものかということだそうですが、ここからは裏話だそうで、実は日本製と言われているバラストのうち実際に日本で製造されたバラストは10%に満たないそうです。また、バラストは中身は中国製でも外装を日本性にすることで「日本製」と言っていることがほとんどで、要は販売業者がソレを逆手にとって「安かろう、悪かろう。高かろう良かろう」の心理で利益を取っているのではないかと言っておりました。
安い価格のものでも大丈夫かについては、バナーもバラストも消耗品ということを考えるとHIDのバナーの寿命は2輪の場合なら5000?7000時間、バラストの寿命は全天候と考えて8000?10000時間が目安だそうです。これに設置場所や配線とり回し、雨中走行などのファクターが少なからず左右するとのことでした。結論からいえば10年前ならともかく、現在であればの中国製のものでも大丈夫ということなので一安心はしています。
もう1つ彼からのアドバイスで、HIDのシステムが苦手なのは「水」と「電圧の変化」だそうで、水については「防水処理済み」となっていてもバラストやコントロールボックスにはコーキング剤で軽く念入りな防水処置をしておくべきとのことでした。電圧についてはバッテリー直に+-接続するユニットの場合、バッテリーの寿命が来ていたり、走っていても電圧が12.4Vを常時確保できないバッテリーではHIDのON時の立ち上がり電圧が不安定になりバラストに相当な負担がかかるそうなので、HIDを付ける場合にはバッテリーを元気な状態にしておくことが肝要だそうです。
以上